中医学 de 健幸イズム(3) 五行と五臓

さて、前回に引き続き五行と五臓のお話


前回は自然界での五行類似考察をしていきましたが、今回は人体での五行分類です。
東洋医学のベースとなる中国古代思想では人は生きていくために必要なもの(食物・空気)はすべて大自然=大宇宙に頼っている、ゆえに人の生命体は大宇宙の一環・小宇宙であると考えられています。

ですから人は自然環境や季節・気候の変化と密接な関係にあり自然界の変化は直接的あるいは間接的に影響されると考えます。

五行色体表

また自然界の中の小宇宙である人体の中にも五行が存在すると考えます。
それは五行の特性の類似で分類されるほかに間接的なものであったりします。


木・肝:「木曰曲直」
肝は条達(のびのびとスムーズに四方に行きわたること)を好み、抑鬱を好まず疏泄の効能を有するので木に属す。

火・心:「火曰炎上」
心は温煦の効能があるので火に属す

土・脾:「土曰稼穡」
脾は水穀の精微(飲食物によって生成される栄養物質)を運化、輸送し五臓六腑、四肢を栄養する功能があり、気血生成の源であるので土に属す

金・肺:「金曰従革」
肺は体の内外の気体を交換するところで下方への通降と呼吸道の清潔を保持することが粛降の効能を有するので金に属す。

水・腎:「水曰潤下」
腎は精を蔵し、水を主る功能を有するので水に属す。


とわかるようなわからないような説明ですが、人体も五行それぞれに当てはめると五臓六腑となります。
えっ?六?


臓は陰に属し栄養物質を化生し貯蔵する働きがあり、腑は陽に属して運搬、伝導、排泄を主な働きとします。


で、先ほどの“えっ”ですが、六腑は上記の表にない三焦が加わり六腑となります。三焦は仮想的器官であり実在しません。陽である三焦に対して実は臓にも心胞がというものがあります。
五つに分けることににこだわっていたのでしょうかね。またはこの考えが出来た頃から解剖学的知識をもっていたということですから実在しない臓腑はアンダーグランド的に考えられていたのでしょうかね。

人体における五行分類は古代中国の時代に解剖学的知識があったことも驚くべきことです。

解剖学的知識はな・なんと「内臓占い」と関係があるとの話(+o+)ギョー
これは祭壇にささげた犠牲の動物の腹を割き、各臓器の位置や色あい、大小などを見て吉凶を探るというものらしいです。
肉食を好む民族ならば古代中国だけではなくどこにも似たような占いがある(かあったか)らしいです。
こうして解剖学的知識を得ていったということなのでしょうか。。。
動物や人間の頭を南に向けて腹を割くと五臓五胕それぞれの位置はほぼ五行の配当通りになるとあります。
肝・心・脾・腎はまぁーそうですが、肺は左右にあるだろ。。。ここが分類マニア中国人、西にもあるから肺だ!となったかどうかは????


五臓は五行の特性に類似しているものとして分類されていますが、五体、五窮、五液、五華、五志などは五臓と間接的に関係のあるものとして属しています。

五体:五臓が主宰管理する部門
五窮:窮は穴のことで五臓が外へ現れる部位
五液:五臓が化生する液
五華:特定の部位の色彩や光沢が五臓の生理功能を現す
五志:志は感情のことで五臓の生理功能と密接に結びついている


縦グループは密接な関係があるので
自然界の五色は五臓の変化(病変)は五色となって現れる、五味はそれぞれ入りやすい臓がありその臓を養い過食すれば傷つけると考えます。


ここに挙げた以外にもまだまだ五行分類はあります。音や声、動物、穀物など・・・・
なんでも分類しちゃいますね。

さてさてさら~っと五行色体表のことを綴ってきました、ふーんって感じですかね。
なかなか理解しにくいところも多々ありますが

①解剖学的知識
②長期にわたる人体の生理・病理現象に対する観察
③臨床における実践

から形成され、現代にまで継承されています。



次回は五行のバランスについての予定です(^。^)y-.。o○
(更新日は未定ですが(^_^.))
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