中医学 de 健幸イズム 五行バランス

毎日20度超えの梅雨を飛び越して夏かい?という日々を迎えています。
数日前からは暑さ+湿気が入り込んできてダル重~という声も聞こえてきます。

まだ5月。。。。もう少し爽やかな春の季節を味わいたいところですね。

こういった季節にそぐわない気候は人にも植物にも動物にも・・・自然界に影響を与えて本来のバランスを崩す原因となってしまいます(p_-)
早くも夏バテモードなんてことにならないように気を付けたいところです。


今日は五行バランスのお話

中国哲学はバランス

陰陽は二極の関係 プラスとマイナス 男と女 上と下

でも二極の関係だけではその空間が表現しにくいということで二極が四極になり中心を含めて五極になったのが五行だと言われています。

Yes or Noだけでは語れないのが東洋的思想ですね。

五行バランス図

まずはこんな感じで方角、時刻や干支など空間を示す五行図が出来上がり、これをさらに自然界の相互関係をわかりやすく表そうとなり五行相関図が出来上がったとのこと。

相生相剋図

これは中医学や占い、建築(風水)などにも使われていますね。

この五行相関図には五行間で起きる運動・変化が記されています。
相性・相剋という関係で説明されています。

相性関係は相互に支持・促進・助長するなどの関係で循環しています。(図・実線矢印)

木生火 木を燃やすと火が生じる
火生土 火が燃えた後には灰が残り土となる
土生金 土中から金属類が産出される
金生水 銅の盤を月夜に置いて聖水を得ることから・・・これはこじつけではないかと言われています(^_^.)
水生木 水が木・植物の生成を促す

この関係は木が火を生むことから母であり、火は木から生じることから火は木の子と考え母子関係ともいえます。



相剋関係は相互に制約・抑制するなどの関係で循環しています。(図・点線矢印)

木剋土 木は土に根を張り栄養分を得る
土剋水 土は水をせき止める
水剋火 水は火を消す
火剋金 火は金を溶かす
金剋木 金は木を切る

よく相剋関係は相手に勝つ・相手に負けるというイメージで剋される側は「もう手も足も出ません(>_<)」と降伏の白旗を掲げているようにとらえられがちですが、これは自然の流れであり、正常な状態です。

木は土から栄養分を得て成長しますが、当時の土地を耕す耕具は木でできていてこれによって土を耕作しましたし、
土は水をせき止めてしまいますが、川の氾濫などに備えた治水工事に土は必要不可欠でしたし、
水は火を消しますが、火が水によって抑えられなければボウボウと火が燃え上がってあちちですし、
火は金を溶かしますが、これによって道具が作られ文明が発展しましたし、
金は木を切りますが、これによって材木が燃料となったり道具が作られたり、増えすぎるのを抑えることができます。

と考えると剋す相手も剋される相手にとって必要なものなのです。


相性・相剋関係にある者同士は密接な関係にありますが、五行すべてがバランスよく働いていることが正常であり、どれが欠けても自然界のバランスは保たれないのです。


正常な関係が崩れてしまったものは相乗・相侮と表現されます。

相乗は剋する方が強すぎることにより必要以上に剋されてしまうこと。
相侮は剋される方が弱すぎるために剋す方が正常であっても剋されすぎてしまうこと。


算命学などを勉強し始めた方とお話していると苦手な相手が剋す側だったりして、「私はあの人とは剋される関係だから合わない」などとおっしゃるのを聞きますが、それはどうかなぁーと思います。
剋す側はあなたにとっては必要な相手でとても身近な相手なはず。
相手のマイナスな面が表だって出ていて剋されてしまうのかもしれないし、自分が弱っていて剋されて、ちょっとしたことでも傷ついてしまっているのかもしれません。

自然も人も常に一定ではないので、バランスをとるのはなかなか難しいものです。

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中医学 de 健幸イズム(3) 五行と五臓

さて、前回に引き続き五行と五臓のお話


前回は自然界での五行類似考察をしていきましたが、今回は人体での五行分類です。
東洋医学のベースとなる中国古代思想では人は生きていくために必要なもの(食物・空気)はすべて大自然=大宇宙に頼っている、ゆえに人の生命体は大宇宙の一環・小宇宙であると考えられています。

ですから人は自然環境や季節・気候の変化と密接な関係にあり自然界の変化は直接的あるいは間接的に影響されると考えます。

五行色体表

また自然界の中の小宇宙である人体の中にも五行が存在すると考えます。
それは五行の特性の類似で分類されるほかに間接的なものであったりします。


木・肝:「木曰曲直」
肝は条達(のびのびとスムーズに四方に行きわたること)を好み、抑鬱を好まず疏泄の効能を有するので木に属す。

火・心:「火曰炎上」
心は温煦の効能があるので火に属す

土・脾:「土曰稼穡」
脾は水穀の精微(飲食物によって生成される栄養物質)を運化、輸送し五臓六腑、四肢を栄養する功能があり、気血生成の源であるので土に属す

金・肺:「金曰従革」
肺は体の内外の気体を交換するところで下方への通降と呼吸道の清潔を保持することが粛降の効能を有するので金に属す。

水・腎:「水曰潤下」
腎は精を蔵し、水を主る功能を有するので水に属す。


とわかるようなわからないような説明ですが、人体も五行それぞれに当てはめると五臓六腑となります。
えっ?六?


臓は陰に属し栄養物質を化生し貯蔵する働きがあり、腑は陽に属して運搬、伝導、排泄を主な働きとします。


で、先ほどの“えっ”ですが、六腑は上記の表にない三焦が加わり六腑となります。三焦は仮想的器官であり実在しません。陽である三焦に対して実は臓にも心胞がというものがあります。
五つに分けることににこだわっていたのでしょうかね。またはこの考えが出来た頃から解剖学的知識をもっていたということですから実在しない臓腑はアンダーグランド的に考えられていたのでしょうかね。

人体における五行分類は古代中国の時代に解剖学的知識があったことも驚くべきことです。

解剖学的知識はな・なんと「内臓占い」と関係があるとの話(+o+)ギョー
これは祭壇にささげた犠牲の動物の腹を割き、各臓器の位置や色あい、大小などを見て吉凶を探るというものらしいです。
肉食を好む民族ならば古代中国だけではなくどこにも似たような占いがある(かあったか)らしいです。
こうして解剖学的知識を得ていったということなのでしょうか。。。
動物や人間の頭を南に向けて腹を割くと五臓五胕それぞれの位置はほぼ五行の配当通りになるとあります。
肝・心・脾・腎はまぁーそうですが、肺は左右にあるだろ。。。ここが分類マニア中国人、西にもあるから肺だ!となったかどうかは????


五臓は五行の特性に類似しているものとして分類されていますが、五体、五窮、五液、五華、五志などは五臓と間接的に関係のあるものとして属しています。

五体:五臓が主宰管理する部門
五窮:窮は穴のことで五臓が外へ現れる部位
五液:五臓が化生する液
五華:特定の部位の色彩や光沢が五臓の生理功能を現す
五志:志は感情のことで五臓の生理功能と密接に結びついている


縦グループは密接な関係があるので
自然界の五色は五臓の変化(病変)は五色となって現れる、五味はそれぞれ入りやすい臓がありその臓を養い過食すれば傷つけると考えます。


ここに挙げた以外にもまだまだ五行分類はあります。音や声、動物、穀物など・・・・
なんでも分類しちゃいますね。

さてさてさら~っと五行色体表のことを綴ってきました、ふーんって感じですかね。
なかなか理解しにくいところも多々ありますが

①解剖学的知識
②長期にわたる人体の生理・病理現象に対する観察
③臨床における実践

から形成され、現代にまで継承されています。



次回は五行のバランスについての予定です(^。^)y-.。o○
(更新日は未定ですが(^_^.))
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